飴色の永遠/
プテラノドン
本当に、
溶けないのかもしれないーずいぶん前から、
味はしなくなっているけれど。
そう言って、彼女は
生気を失い灰色となった 渇いた舌を出す。
「それって、固まった砂時計みたいだ。」
そして、おそらく、
静まり返った小瓶のー砂の中には、
宝石のように輝く、一粒の飴玉が
埋まっているんじゃないかと、僕は思う。
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