毒/
麻生ゆり
おそらく万人にとって、「恋」とは薔薇の花や輝きに例えられるものなのだろうが、私にとって恋とはときとして「毒」になる。すなわち恋愛至上主義者の私は、恋に恋しているのである。先日も、どうでもいいとわかっていながら、浅はかな恋をした。それは本当に愚かな行いだった。恋は毒だ。少なくとも私にとっては。
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