12時間もあれば/A-29
 
『ルパン三世 カリオストロの城』の中で、重症を負ったルパンが傷の回復を早めようと無茶食いをするシーンがある。相棒の次元に落ち着いて食えと諭されるルパン。しかし、いうことを聞くどころか、「うるへーやい! 12時間もありゃジェット機だって治らあ!」と啖呵を切る始末。

思わず吹いてしまうシーンだが、よくよく考えるとこの「12時間もありゃジェット機だって治らあ!」のココロがいまいち釈然としない。

この物語のどこを見ても「12時間」や「ジェット機」につながる伏線は見当たらない。ルパン役の山田康雄による楽屋落ち的なアドリブなのだろうか…。

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