オオカミの唄/
からくり
出逢ったら食べてしまう
だから僕は孤独を叫ぶ
まばたきをしても夜
何時だってそう
針葉樹森の道の上
光のなかで見た君を
ずっと忘れない
きらきら生きていた
食べてしまったけど
月明かりも溶ける夜
影さえもない
体が震えてる
前しか見えない
周りが見えない
草を食べるような優しい
生き物に生まれたかった
太陽の光りが
まぶしいドウブツ
暗い洞窟のなか
一匹
手を伸ばして
渇いた毛並みを
なでておくれよ
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