くつ/アンテ
しかのこっていなくて
おもいいれものをいっしょうけんめいはこんだ
もうすこしできょうしつだったのに
あしがいたくてがまんできなくて
いれものごとひっくりかえってしまった
ちのついたぎゅうなんていやだと
みんなさわいで
わたしにぎゅうにゅうぱっくをぶつけた
きょうはいいからもうかえりなさいと
ほんとにめいわくそうにせんせいがいった
いしころとかがらすのはへんが
あちこちにころがっているので
あしのけががますますひどくなって
いえについたときにはもうそとはまっくらだった
いったいどこへいっていたの
おかあさんがおこって
わたしをさんかいぶった
おふろにはいると
あしのうらがすごくしみて
なみだがぽろぽろこぼれた
おゆがあかくなった
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