書けない言葉/もこもこわたあめ
 
どんなにひどい言葉を投げかけたか
どんなにつらい気持ちを綴ったか

それらは
どんなにやさしい言葉をかけたとしても
どんなにやわらかい心で包んだとしても

きっと
もろい布袋のようにずたずたになった裂け目から
ごろごろと地に突き刺さるようにいきおいよく
ころがりおちていく

そんな気がするよ

けれど
言葉には
どうしてもできない
じゃなくて
綴ることを許せない(自分が)
想いがあるんだ

だから
これが私のせめてもの償い(自分勝手な言い訳だよね・・・)
わかってほしいなんて都合のよい我が侭

あなたをこれ以上傷つけないための(私が傷つかないための)

「・・・・」
鉛筆だけが行き先わからず迷ってる
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