旅の途中/as
 

ふるさとを求めて 
旅が続く

転んでも泣かない
雨が降ってもくじけない
わたしは
おてんとさまとおかげさまの
ちょうどまんなかで

胸に棲む虫がシクシク泣き出す夜も
脅えた鼓動が止まないめざめの時も
とにかく ギターをかき鳴らそう

君がくれた勇気に見合う贈り物は
見つからなかった
ありきたりな魔法だけれど
ありきたりな気持ちでは なかったよ

うつろな目でも 本当の場所を見つめる
ここは まだ 旅の途中

そして切り裂かれた我儘な自由の先にのたれ死んだとしても

涙の染み込む地面に眠る、そこは
やさしいふるさと

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