嘘/
アンテ
と回りしただけなのかもしれない
月が満ち欠けをくり返すように
最初から決められていた
結末だったのかもしれない
まゆこさんはすこし微笑んだだけで
肯定も否定もしなかった
二人ならんで
洗面所でごしごし手を洗う
髪を切りに行きたい
鉄棒がうまくなりたい
お茶の
いい香りがする
ち・よ・こ・れ・い・と
垣根のむこうを
子供が二人通りすぎていく
連詩 観覧車
これが最後のおはなしです。。。
[グループ]
戻る
編
削
Point
(3)