ゆめ/
松本 涼
僕の夢は
夢を見なくなる
ことだったりしたから
僕は夢を
宇宙に放り投げたり
地面深くに埋めたりした
ある日外へ出てみると
地面には夢が
もさもさ生えてきてたり
空からはバラバラ
夢が落ちてきてたり
結局僕は仕方なく
それからも
夢にまみれて
生きているのだ
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