覚醒とは/udegeuneru
 
ひと月に一遍ぐらいある、とても冴えた日。今日がそうだ。詩を書く気分にはならないのは、なにもかもが自明だから。こんな日はだれかと対話するのが良いだろう。小難しい話の輪郭もはっきりと見える。だまになった糸を解すように、相手の思考を読み解いてあげられる。言葉は溢れてこないが、わざわざ捻り出さなくても、大きな流れを渦巻く言葉の中から正解を引っ張り出せば良いのだ。パッションとは対極に位置する状態。神様から答えの書かれた紙を渡された気分。喜びも哀しみもない、
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