金曜日の中華街/北大路京介
 

瑠美は、先に運ばれてきたハルマキスティックを ひとくちかじると、私に手渡した。

これって、かんせつキッスじゃ?

「あついよ! おいしいよ!」

残りの半分を食べ、理恵にパス。
熱かった。皮は熱くなかったが中身が熱かった。

理恵も涙目になりながら「ほんとに あつい!」 はふはふ

「だから、あついって言ったじゃない」 笑う瑠美



市役所の24階から
美しく輝く君たちを見おろしている
今年も 今年で最後だと思いながら
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