白昼夢/狩心
 
ってやる。そんで。それを。届けてやる。
    病院のお母さんに。届けてやる。鶴を殺して。折り紙開くと書いてある。
    白い空間にいっぱい。ぼくの息を込めて。書いてある。
    マザーふぁッカー!マザーふぁッカー!マザーふぁッカー!
    それが詩になる。お母さんの死のきっかけになる、追っかけになる、
    泣き過ぎて、シャドウが笑う
    それが詩になる。

歯がガタガタで 何も食べれません!
交通渋滞で 何処へも行けません! 常に。 二重瞼は一重瞼になろうとしている。
         
          バケツの中で
          
夕陽の丘が たゆたう 晴れで 真っ逆様
コウモリ傘に レインコート 立つ 少女は燃える 燃焼 燃焼 燃焼! 若さに
燃焼! 溢れ出る液体  男の子がひとりにする わたしを 虐めて喜ぶ
それが詩になる。
オヤジがタクシーに乗って 歌を歌う
それは詩にならない。 タイヤで潰されたバッタが
           乾燥したら

           詩になる。

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