自分一人も救えない男が世界を救うような夢を見て目覚めた朝/haniwa
 
枯れかけたコップの花に手を当ててげんきになれと口には出さずに

きみからのメールはいつも一行でだけど保護するそれしかないから

さいていだと百回唱えて酒を飲む外は子供の走る足音

使うあてのないコンドームつけてみて忘れかけてた昔の感触

生きている生きている生きているそれだけ繰り返してるくりかえしている
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