花一輪/
純太
花は何処かで咲いている
あなたが欲しい花は
必ず何処かで咲いている
だから いつか
その花を見つけるまで
今は目の前にある小さな花と
暮らしていこう
ほら いつも通る道とは違う
あの道を通れば
あなたが欲しい花ではないけれど
素朴で可憐な花一輪が
咲いているから
だから
出会えるその日まで・・・
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