どうにも眠れず/ねなぎ
 
やら心理的外傷やら
そんなドロドロと濁ったものであって
どうにもやりきれなくなる

水だけが減っていく

解き放たれない廻る輪を考えて
笑っていたとしても
いつまでも同じ所をぐるぐると
廻っている犬のように
繋がれいるのに気づかないだけで
どうにもやりきれないのは詰まる所
欲とか執着とかを捨てないせいで
繰り返すことで近づくならば
結局それも決められた事であって
どんなことをしたって最後は
いわんや悪人をやで
帰っていくというなら
それでいいのかも分からず
かと言ってその先がはたして
必ずしも良いのか知らない訳で
これでいいとも言えず
いかんともしがたいと思う

水は無くなり

どうにも眠れない

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