秋の悲鳴/
よしおかさくら
秋の悲鳴が聞こえませんか
高く低く
枯れ葉が風に乗って
舞い降りるように
ゆっくりと
孤独には
飾りのつけようがないので
見つけられないかもしれないけれど
輝くもののように
感じるのは
月と似ているせいでしょう
秋の悲鳴が聞こえませんか
高く低く
月がいつまでも
そこにあるように
果てしなく
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