ごめんね/平 哉人
あなたを自分の中に招き入れる自信はないくせに、
あなたに土足で踏み込む私。
自分勝手でどうしようもない。
あなたのそばに居たいのに、
あなたを傷つけよそ見ばっかり。
後戻りできなくなってきた。意地になって追い掛けてみたけど、やっぱり満たされなくて、寂しくて。
時間が解決してくれないかな?
ある日突然あなたに会いに行ったら、
『おかえり』
って、あの時みたいに優しく抱きしめてくれないかな…
こんなことばかり考えてしまうのはどうしてかな?
まだ答えは見つからない。…違うね。
まだ答えと向き合えない。あまりに自分が愚かだから。
ごめんね
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