ぼくときみの遺伝子のひみつ。/
哀詩
あたしは あい と よく の合いの子。
生まれた瞬間は細胞の化合
ひとつ、ひとつ分裂していって、
かれこれ生まれてから数十年、
何億の細胞におわかれを告げてきた。
だからあなた、って一個の存在とおわかれするのだって、
大差ないさ。
あなたの遺伝子は
あたしが記憶した。
それを大切に、している。
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