アウトバースト/水中原動機
君が放つ光は
僕にはいつも眩しすぎる
だから影ばかり探してしまう
くらんですべて見えなくならないように
いくつかの予定された未来のうち
ひとつが選択された夜
選択されなかったすべての可能性は
すべて消えるはずだった
秋と冬の間にあるものは
温度差以上のなんだろう
2度変わるだけで触れる指先は
氷みたいに冷たいんだ
40万倍の明るさで夜空に光っている
彗星がどれなのか分からない
肩を並べてみたけれど
睫毛の先に見えたのは霞んだ空だけだった
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