されこうべと終列車/
かのこ
皆揃いに揃って終息へと向かう
くたびれた終列車に乗って
規律正しい、けれど弱々しい
街灯の列へと突っ込んでいく
こうやって抜けていく
現実を
夢となぞって
ねえほら、もうすぐ
今日きっと見る夢を
すでに分かっている
仄暗い中にされこうべが
笑って手招きしている
ああ今日も
手に手を取り
僕を赦してくれるね
光がやって来るまで
踊っていよう
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