HALFMOON/billy
 
時計仕掛けの光に沿って
俯いて歩き出す人
見えるかい? 街の灯りを
握ったナイフ 映し出してる

その輝きを 蒼白い月明かりを

夜空が落ちた日の 肌寒い真夜中過ぎは
細い腕 絡ませて
静かに 吐息を混ぜた

その輝きを 蒼白い 柔らかな肌を


握ってた錆びたナイフ
月明かり照らし この心を映しこんで
わかるだろ オレの闇
半月が笑う 狂いそうな夜に

街の灯り背にして 俯いたまま
人々は歩いていく
それぞれの終わりへ
気が触れたように バラバラなまま


誰かのギターが鳴る その音を聴くまで
交差点 眺めてた
置き去りにされてた 心と躰
たぐり寄せるように

どの辺を歩いてる?
あの月に似た 蒼白い素肌は
街の灯りに溶けて 滲んでた視界
オレだけの終わりへ


その 輝きを
蒼白い 月明かりを

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