矛盾をばかになさらないで/哀詩
 
 
ふられてしまいたい。
触れられてしまいたい。

ぴんと張ったものは全て
ちくり、 とした痛みで
ふにゃけてしまうでしょう

やさしさなんて、いらないよ。
(十七夜は素直になれない、)

後ろ髪 ひかれるほど
髪は伸ばしてないつもり
あなたが届かない距離を
あたしが上手くたもっていてあげるからね。
(心配はしないで、 そう 信じていて)

必要だなんてきもちわるい字画
(自覚を伴わないあなたの理性がうらめしい)
構えてるものぶったぎって飛んでおいきよ
機知に富んでる言葉なんぞいらない

ほしいのは、そう
あなたが振り向く
(その瞬間の鼓動の高ぶりだけだと しっている。)
 
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