女性が安心して読める下ネタを書くには/山内緋呂子
し、もっとおもしろく明るくできないかと。あえてエグくしなかった。そういう気持ちでいたら、ある女性に、「あなたの下ネタはまだまだ甘いのよ。大多数に受けることを狙ったポップな下ネタだ。例えばあわびを出すにしても”あわびください。風呂上がりの”ぐらい言えっつーの」と意見をもらった。私は、「あわびください。風呂上がりの」がそんなにおもしろいとはその時思わなかったが、その人にしてみたら「おもしろい」ことは問題でなく、ポップな大多数向け下ネタなんて、許せないことだったのだろう。
しかし、思い切って、女性であるが、下ネタを言っていこう。女性であることで一番支障があるのは、下品になってしまうことだ。
音楽
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