それ、/hope
 
 
 
 
(残り時間はどれくらい残っているの)

そんな風に焦ってしまう私の中の不安定な【部分】が、いつだって私にはお似合いなの
壊れかけた砂山へとポツポツと降り出した雨は、いつだって優しくて残酷なの
そんな風景と向き合っているの
そんな私を、
夜が見ていた
月が見ていた

散り散りになってしまった【思い出せない何か】が、この暗闇のすぐ近くで息を潜めて隠れている

私は【それ】を見つけにきたの



空を抱え込んだ君は、【それ】をとても愛おしく隠し続けていた
それもなんだか窮屈で、息苦しくて、君は【それ】を秘密の砂山に埋めました
少しだけの、空の悪口と一緒
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