柩/___
 

明日、離ればなれを。不能に、
天にされない
舌たち、

あばた、
どちらのあの燕、無を、
舌にされない、
爪にまで昇るブドウの粒だちの、内側に
掛けられた
無、

どちらの無、(ツタノハガイ、
言葉、踏み後たちの)

(カタックダンス、蛙たちに
たされた、)
あれが、拳に のめりこんで

固められた(からしのくちびる、
横で、錯星の鎧で昇る、あすヤコブが)
そして瞼を
半数を
秋のように爪を 落とす するだけだ、兄弟で
虱の時間が

ないかのように おまえの顔かのように。
ごとごと 
――そしてこするほのかな数で。







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