おっぱい(マシンガン・クオーター)/虹村 凌
 

 その小さなおっぱいを隠そうとするけど
 俺が「大きければいい」何て言うとでも思ったか?


 敗者には栄光も名誉も敢闘賞もピンスポも何も無い
 だからせめて優しくしてやろうと思うんだ
 もし俺におっぱいがあったら
 の話だけど


 君のおっぱいから視線を外す俺の動作を
 君が気にするだろうと思って釘付けてある


 ひとの「おっぱいを求める」と言う本能
 おっぱいに近づくことで安心と同時に快楽と興奮をもたらす


 俺が悩んでいるように
 誰もが悩みを抱えている
 言い方こそ違えど言ってる事はみんな同じ
 結局みんな
 おっぱいの事しか
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