曇りガラス/くるす.why
 

 ずっと前から 
 
 ずっとずっと前から
 ほんとは わかってた
 、のかもしれない

 遥かな 遠すぎる 
 高みに恋をした


 “大人になるのよ”
 君はいつもそういう
 ちゃんとした考えをもって かしこくなって
 まっとうな人生を送りなさいと

 俺の人生のなかで
 輝いてなきゃいけないのは 俺ではなくて
 俺の人生の主役は 君だった
 そう 思ってた 思いたかった 
 
 
 なんで なんで君なんだろう
 君でないと 君でしか

 
 一緒になっても 幸せになれやしない
 わかっているのに わかっていたから
 好きに きっと 好きになった


 わかっていたんだ
 手放せば 
 帰ってこない


 君は 自由な鳥だった


 どこまでも白くて 
 儚くて 傷つきやすい

 綺麗な綺麗な 鳥だった












 
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