陽はまた昇り繰り返さない/
白川水
陽が堕ちる。
また今日という日が喪われていく。
眠りから醒めて、再び眼を開ければまた新しい1日が与えられる。
その時には古びた今日はもう死んでいるだろうか。昨日という過ぎ去りし墓標の深部に埋められて。
今日という日は時間に与えられた一回だけの真実。
同じ今日は2つとして存在しない。わたし(あなた)という人間が2人として存在しないように。
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