壁の日付/
 
素が心地よく耐えてきた後に訪れる、
本当の深呼吸。
肺一杯に吸い込む、
度を過ぎた身体的なアウトプット後の、
あまりに明瞭である、身体的なインプット。



度を過ぎた物事というのは、大抵錯覚であり、
自ら招き寄せたものであり、
その自らの召還を自らをもって呪わしく思うものである。
それを気づかなければどれだけ幸せだったか。
蒙昧であり、盲目であれば、どれだけ幸せだったか。
そうした悔恨を、絶望的な自覚の後に、
内臓が擦り切れた人間は、
度を越した自家撞着と後悔と一緒に、
数える夜も忘れてしまうほど、
繰り返すものだ。



アウトプットとは、
息を
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