2007年 僕の旅/ツキミサキ
目を瞑る
見えそうで見えない
文字が浮かび上がる
あともうちょっとなのに
あともうちょっとなのに
文字は崩れて点の砂となる
そこに書かれたものは
神のお告げか
私の心か?
必要なのか否なのか
悶々とするが
ただただ点の砂が飛び散るだけ
飛び散った点の砂は
僕の顔に散らばり
僕の形を作り出す
僕の口は半開き
生きているのか
死んでいるのか
わからない
僕は目を瞑り
点を追い
何かをみつけだそうとしてる
情けない顔で
情けない顔で
時々見える光は
現実を消してしまう寸前で
闇に帰る
半分真実で
半分妄想
光は闇の妄想
そして闇の真実
今は眠るのだ
眠らなきゃいけないのだ
心地良い眠りの世界に
僕は行かなくてはいけない
2007年
僕の眠りの旅
途切れ途切れの
僕の旅
戻る 編 削 Point(1)