最強プラセンタ/
workshy
たち揺れる緑にざわめく心預けて
車窓から今にも駆け出してしまいたい
そんな気軽な初夏の午後
寄る年波にけ押されて
表皮のシミに挫けた美貌の
本当のシミは
紫外線なんかじゃいつまでも焼けない
記憶のシミ
どうせ必死で消そうとするのなら
どちらも同時にどうかしら?
ちぐはぐな笑顔が
手入れの間違いをいつまでも示してる
どこかで読んだ
口元は世辞笑いシワ
目元は本気笑いシワ
私の目元のシミを消せるのは
目尻に深く深く刻んだ笑いシワ
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