限られた食卓/A道化
 
何も感じず垂れ下がり、どうしても、夜。
夜になれば、冷めてゆき
夜になれば冷めてゆくこの下肢とこの床は、ああ、わたしたちは
どれほど接触しても冷め、分離し始め、分離し切っていて
ひとつの果汁から別々の物質への還元にわたしは傷つく、そうして
わたしから方角が消えて。


此処。


此処、
此処、
此処、
それだけだ。
ええ、
そのときは
わたしがわたしを食べるしかないだろう。


2007.10.7.
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