骸/
風見鶏
恍惚の森の道化師は骸骨のようなその腕に
あの娘の頭蓋を抱いていた
砂漠の泉の畔には烏が群れを成していて
魚の死骸を囲んでた
それなら僕は群青に染まる夕日を閉じ込めて
夜に輝くあの星に貴女の骸を捧げよう
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