独白2/風見鶏
 
散文という手法はつまり韻律・字数・句法などに制限のない通常の文章を表し、独白という手法は劇や小説などで登場人物が心の中で思っている事を相手無しで一人で語るための文章的な手法であるらしいが、いずれにしても違いがよくわからない。もちろん異なるものであるという事は理解できるのだが、おそらく散文という舞台に自分のステージを置き換えたところで私は同じような事をやるだろうし、なんとなくこれから散文でやろうとしている事をこの独白という舞台でやろうとしても恐らく出来ないという事は無いだろうと思う。

しょせん私のこの独白は、言ってみれば流行りのブログに書かれているような日記と何も変わりなく、自分を文学的なイン
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