マグダラ/rabbitfighter
大塚駅北口の商店街は薄汚れていて風切って歩くチンピラが絶え間なく行ったり来たりしていて、角のゲーセンの二階の奥の、使い古された脱衣マージャンに相変わらず俺は百円玉を山積みにしてる。もう何度裸にしたか分からない女、それでも俺は相変わらず。もうほとんど、愛を込めて。
一階に下りてUFOキャッチャーにまた小銭をつぎ込んで取った小さな香水瓶を手土産に馴染の風俗店へ、鉄骨階段を二階まで上っていく。馴染の店の女たちはいつも違う顔をしていて、体も声もまんこの匂いももちろん違う。でも一緒なんだ。あゆとかみきとか、二文字の、ティッシュペーパーと一緒に消費されていく、体の何処かに傷がある女たち。
一度だけこの店の
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