遠ざかる世界への警鐘/白川水
古くなった空気にはもうウンザリしてるのに
世界に繋がる窓は閉めっ放しのままで
今日は誰を責めますか?
自分ですか?他人ですか?それとも神様ですか?
今日は何を考えますか?
また「明日」の計画ですか?また負けたときの言い訳ですか?また都合の良い妄想ですか?
今日もまた傷つかないように気づかないような振りですか?
残された時間は今もまたゆっくりと磨り減って、
鮮やかな心象は今もまたはっきりと閉ざされていくのに……
【 こうしているうちにも お前の表皮は破られ腐っている 確実に…
抗え 心紛らわす甘い夢想から逃れるように
叫べ ポケットをふくらませた言葉をばら撒くように
破れ 狂乱たる安寧からその向うに目覚めるために
刻み そして 残せ
隠れないで 喩え拙くとも、産まれた日の予感をまた、輝かせて… 】
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