白の約束/
りぃ
白いカーテンだけが意味もなく揺れていた
感情も
体も
もう僕を動かす事は出来ない
胃がグルグル回った
僕はただ洗濯機を想像した
汚れを洗い流している
だけど僕は
汚れを擦り付けているだけだ
いつまでたっても取れない汚れが
思い出となって僕の耳に届く
静かな昼下がり
聞えるはずの無い洗濯機の音だけが
背中から聞えてくる
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