母なる温もり/Rinka
 
暗闇の中、声を押し殺して泣いた。
誰にも聞かれないように。
誰にも知られないように。

けど、本当は気付いてほしかったんだ。
私の苦しみ、悲しみ、辛さを。

あなたに抱き締められ
『大丈夫よ』
と、頭を撫でてもらいたかった。
安心出来る所がほしかった。

ただ…それだけ。
戻る   Point(2)