在った。/
狠志
君という存在で、僕は成り立っていた。
僕という存在は、君が居なくちゃ成り立たない。
だけど、そのはずなんだけど。
君という存在は、もう僕の中から消えてった。
最初からなかったかと思うくらいに。
僕という存在は、何で成り立っているのだろうか。
どうして、どうして。
君が居なくて、生きてるんだろうか。
今も、こうやって。
君という存在が、僕を形成してくれたんだ。
もう、変えられないくらいなこんな僕に。
どうしようか。
どうしていこうか。
これからだ。
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