この体と この色と この声と この温もりで/
相良ゆう
感動の深さを伝えるよりも
感動の在りかを伝えたいの
それ以上の理由はないわ
私が生きてる理由なんて
私が決めたのではなくて
あなたが決めたのでもなくて
初めからもう決まっていたもの
この体と この色と この声と この温もりは
私の存在の意味を伝えるよりも
私の存在そのものを伝えたいの
だからあなたのそばにいるのよ
戻る
編
削
Point
(1)