十二の頃/蒼木りん
小学生も高学年なると 大人の想像以上に 内側は大人びている。
いままで大人の見えなかった部分を 少しずつ嗅ぎ取って
その大人に 自分も近づいていっていることに 戸惑いと嬉しさを感じている頃なのだと思う。
そして、
子ども間での情報 大人の情報 未知のものの情報 幻想や 恋愛 噂話..
目が覚めたように 毎日いろんなことが周囲に溢れる。
友達という資格
友情という言葉に縛られて 不本意なことをしてしまうことがある。
友達、仲間の間にも 上下関係、力関係ができてしまうことがある。
勉強や スポーツの出来不出来であったり、その子の特性であったりする。
馴れ合いの中で、つい、日
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)