好きなヒトやモノが多すぎて、見放されてしまいそうです。/白川水
」が今の自分に強い感動を湧き立たせてくれるのか解からなくなってしまう。
世の中そうそう完璧に近いものなんて有り得ない。何かが足りてると、その分何かが欠けてる様に思えるし、その中で例え何かを選んだとしても、選び損ねた他の無限の方向のことを考えるとその都度強烈な空腹感に悩まされてしまう。こうした兆候は本の海の中に身を浸せば浸すほど顕著になっていき、段々と欲望の深みに溺れそうになってしまう。
こうしたことは何も本に関してだけじゃない。レンタルショップに行ったなら今度は映像と音楽の渦に巻き込まれる。そもそも読書も音楽鑑賞も単なる趣味の一ジャンル、所詮人間の行動パターンの一体系に過ぎないのだ。
こうし
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