最後の願い/
快晴
白紙のノートに
「もう死にたい」と百回書いた
それから今度は
「まだ生きたい」と百回書いた
誰かに必要にされてると
苦しい程に強く感じたい
誰かが誰かを必要としていて
誰かは誰かに必要とされている
決して終わりのない輪のように
全ては巡るものなのだろうか
だから最後にもう一度
「まだ生きたい」と書き足した
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