空白/フクロネヅミ
 
シャツが僕に滲む
けれどどうでもよかった

息継ぎもなく
おでこは
机とずっとキスをしている
僕は其れを見ない


脳に埋め込まれた
小さなモーターだけが
頭の中で回る

震えて
そっと目を動かして



そこからは覚えてないことにする



寂しさが迎えに来ようとしていた
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