遮断機/Lucy.M.千鶴
 
道の川に挟まれて

きみと
ぼく

遠くで 遮断機の音

遮断機って

なんて せつない 言葉───。

阻む物のない 川の岸で

きみも
ぼくも

一歩
歩み寄ることも出来ずに

遮断機の幻影を
ただ
互いに
見つめているだけ
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