インターネット・カフェにて/ジム・プリマス
 
ホットチョコレートみたいな

カオスが溶け出して

俺のフィールドを侵食し始める

午後四時の憂鬱から逃げ出して

俺はインターネット・カフェから

状況の報告をする

俺はここにいる

援軍はどこにいる

音楽界の精霊たちや

天使の軍勢はどこに消えた

もしかして

俺の心が

神から離れてしまったから

こんなことになってしまったのか

孤立無援の俺はカオスに圧倒されつつある

誰か通信をくれ

たとえそれが悲劇的で

悲しいほど可笑しいものであったとしても

皮肉笑いがよく似合う

現実という名の

ちりが振る

夜の世界をまた

疾走しよう
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