/___
 
切り、取られて 世界の、どこにもとして
いる あなた、
あなたしかしかも知りえない結晶に

ナニヲ シテイルノ――
冠されて


いる
声は、一つの数と、なった 帷を、高々と黒くあなたは追った、
ほどけているものを、いたずらな井戸の秋から秋へと、通される時のくちばしになって 遠さ、を慕った
しかも
いる いた
あまりにもあまりにもなにも
いた、ためになにも
かも
知れない、ためになにもいた、して、しかしいる
知れない、しか しかも知れない、いる
ために

たちはために
あの、冠されて
結晶―― ナニヲシテイルノ
一つの
数となって、数え切れなくなって



あなたたちは
あまりにも
あなたたちは、ために
またあまりにも
あなたたち無果の
あの、咲かない
どこにもとして世界の、あの
咲かない

あなたしかしかも知りえない結晶に冠されて――ナニヲ シテイルノ

声は、いる
しかも
いる
あまりにも
来るあまりにも
かも
知れない、ために すくう切り取られた、ために で






戻る   Point(1)