創書日和「いつまでも淡い明日。」/狠志
 
見えない明日が、ぼんやりと近付いてくる。

はっきりと見える、綺麗な夕焼け、夜空。

明日に期待させるように。

魅力的に。

明日は今日と、なんら変わりなく。

僕を退屈にさせる。

誰かに責任転嫁したくなっても、

僕の世界には僕しか居なくて。

ほら、気付いたら、夕焼け、夜空。

また、明日。

いつまでも、いつまでも。

繰り返す、綺麗な夕焼け、夜空。

ぼんやりとした僕の中で。

唯一確かな、視界。


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