58P 「短歌2」より/
むさこ
吹雪舞ふ街並暗くなりゆきて
車の尾灯赤く際立つ
遊び居し子等それぞれに呼ばれ去る
昏がるる公園白芙蓉散る
ひそやかに花韮の咲く野辺のみち
春寒の今日三月終わる
寒の水一口飲みて生きている
活力戻る風邪にこもる日
雛祭り過ぎて少し日の長く
なりたる夕べ焼芋屋通る
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