やさしいうたはうたえない/しゅう
 
。トメゾウさんは口をあけたまま、ぼんやりとまばたきをして、ぼんやりと朝ごはんを何度もねだった。くさくてたまらなかった。でもなぜか、私は手を洗わなかった。トメゾウさんの、うんこがからからに乾いてくさくなくなるまで、私は手を、洗えなかった。





ひとつ。
僕たちは、やさしい言葉づかいに気を使います。

この文脈における「やさしい」とは
ゆとり、教育における円周率3,14をおよそ3としてあげるやさしさではなく
旅先のトイレのドアをあけたとき、洋式、かつウォシュレットがついている
そんなやさしさ
しかし過ぎたるは及ばざるがごとし
浮気相手のトイレのティッシュペーパーを三
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